会社を辞めて独立する、となるといくつかの手続が必要となります。たくさんの夢と野望を胸に秘めて興奮している時期ですが、冷静に必要な届出をしっかりと対処しておきましょう。前回の「独立開業と手続（健康保険と国民年金）」に引き続き、今回は税務署への届出書についてお話しします。

＜税務署への届出書（個人事業の開業等届出書）＞

ある程度開業スケジュールが決まったてきた段階で所轄の税務署に「個人事業の開業等届出書」を提出しましょう。開業時に融資を受ける予定であれば、金融機関から受付印付届出書の提出を要求されることがあります。そのため、この書類は開業準備の段階で提出されることをお勧めします。

またせっかく税務署に行くのであれば、これにあわせて「所得税の青色申告承認申請書」、「源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書」、「青色専従者給与に関する届出書」、「所得税の減価償却資産の償却方法の届出」なども必要に応じて提出されるとよいでしょう。

 

税務署管轄の申請書および届出書

・個人事業の開業等届出書

・所得税の青色申告承認申請書

・源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書

・青色専従者給与に関する届出書

・所得税の減価償却資産の償却方法の届出